こんにちは。ぴよです。今日はシンガポールでの出産に向けて病院を最終決定した話について書きます。
たくさん悩んで決めたので、その決定に至るまでの苦悩や過程も赤裸々に書きたいと思います。

自分と赤ちゃんの状況も加味して、ギリギリまで悩みました…
そんな等身大の私について書きたいと思います。
結論を先に書くと
モトコ先生にお願いしてマウントエリザベスで出産することにしました。
自然分娩で生みたくなった私
最初にそもそも病院選びが始まったきっかけは、自然分娩で産んでみたくなったことでした。
シンガポールは日本ではまだ扱える病院が限られる無痛分娩が主流ということで、最初は「どこ選んでも無痛で産めるなんてありがたっ!!」という風にしか考えていませんでした。
しかし、シンガポールでお友達になったママ友から
「自然分娩でしかも自宅で水中出産をしてとってもいいお産だった。」と聞いたことをきっかけに
「?!自然分娩って辛いものではないの?!」という自分の常識が壊れて自然分娩に興味を持ち始めました。
もともと私は母が薬剤師ながら(だからこそ?)、母と共にできる限り薬を使わないで生きていきたいという考えをしていたので
「麻酔を使わず自分の体の力でスルッと産めるなら自然分娩がいいじゃん!」と比較的このお産スタイルはスッと入ってきました。
お産について教えてくれるドゥーラさんのところへ行ってみた
そこで、もっと自分の体を生かして出産する方法を知りたくなりシンガポールで活動しているドゥーラさんが主催しているクラスに参加してみました。(日本でいう母親学級みたいなもの)
私が参加したのはこのクラス
Four Trimester Birth Sanctuary
https://www.fourtrimesters.com/
ここでは、自然に生むための方法だけではなく、シンガポールでの主治医の選び方や
無痛分娩の際に選べるオプション、さらに産後の赤ちゃんのお世話の仕方までみっちり教えてくれます。(レポはまた別にまとめます。)
毎週日曜日 丸一日 3週間のクラスがあり、分娩方法を決める上で夫と納得して決めたかったので2人で参加しました。
他の家族もみんなカップルで参加してました。
実際にドゥーラさんが担当した家族の出産シーンや、産後のお世話のシーンなどリアルな映像をたくさん見せてくれて
お産とはどういうものなのかを夫と二人でイメージを持つことができました。
夫と意見が分かれて対立
このクラスを受けて私はこんな風に思いました。
・麻酔なしで体の力を引き出して出産した人たちの達成感と幸せそうな表情が忘れられない
・私もあんなふうに夫と協力して出産してみたい
・自然に産んだ方が麻酔の副作用もないし帝王切開のリスクも減るし良さそう
そして、宿題として「どんなお産にしたいか考える」というものがあったので、夫と意気揚々と話し合いの場を持ちました。
そしたら、夫から出てきた言葉は私の想像の斜め上を行っていました。
夫 : 「なるべく計画的に痛くないように産んだ方が良くないか?」
私 : 「??!!!?!」
えっ?! あの幸せな出産シーンを見てあなたはそう思ったのか、
シンガポールの出産は70%が結果的に帝王切開になっていて、主治医の考え方によって、
自然に任せて待てば産まれるお産も帝王切開になることが多いってあのクラスで聞いてきてそう思ったのか?!
私は無痛分娩も自然分娩もどちらかを否定しているわけではないです。正直無事に子供が生まれたらどちらでも良い。
ただ、この時は同じ説明を聞いた上で完全に反応が違った自分たちにびっくりしていました。
さらに、お産スタイルの違いはお願いする主治医の違いを意味します。
このクラスで教えてもらったのですが、主治医によってお産の進め方が全然違うからです。
(お産に時間がかかろうともなるべくお母さんの体に任せてくれるタイプ、どんどん促進剤や薬を追加して様子を見て進まなければ帝王切開を進めるタイプ)
ということで、これはお願いする主治医を誰にするかの意見が分かれたことを意味していて
早々に決着をつけなければならなくなりました。
誰に任せれば良いのか完全迷子になった
私は、分娩方法を決める前に今回のお産に向けて希望していたことがありました。
それは「夫と一緒に出産に臨むこと」。
そもそも日本に帰って産むか、シンガポールで産むかを悩んでいた時に思っていたことでした。
初めての私たちの子供を一緒に出産して、一緒に迎えたい。
家族は「日本に帰ってきて産んだらどう?」と言ってくれていましたが、夫と離れた場所で出産することは考えられなかったのです。
そのため、私は出産方法についても「夫と納得して決めたい」と思っていました。
夫はもちろん「産むのはぴよちゃんだから、ぴよちゃんがしたいと思う方法で産んだら良いよ。」と言ってくれていました。
だけど、私はそれでは嫌で、二人とも「この方法で産もうよ。」と納得して決めたいと思っていました。
さらに夫は医療系の単語が苦手なのか、自然派の先生の診察を一緒に聞きに行った時は
先生の説明を理解するのに苦しんでいる様子でした。
なので、もし自然派の先生にお願いした時、「出産中に夫が置いてきぼりになるのではないか。」という様子も想像できてしまい
私の最初の思いからどんどんズレていくような気がしていました。
生活の全てに迷子になった
主治医を決めきれず、さらに前回のレポで書いたように妊娠後期にマイナートラブルが増えてきた私は
自分がどうしたいのかわからなくなっていきました。


さらに日中の用事が急になくなり一人で家にいることが増えてきた私は、何もやる気がなくなって
どんどん力が出なくて動けなくなっていきました。
とにかく栄養を摂ることだけは意識していたけれど、
ふと気がつくと「どの先生に任せたらいいんだろう。」「帝王切開になったらどうしよう。」
「本当に自然の陣痛に耐えられるのか。」「でも、そもそも逆子が治らなかったら?」と不安ばかり出てきてしまって
自分の感覚も信じられず判断の軸がなくなってしまいました。
悩んだ時は初心に帰る
3回のクラスを通して悩んでいた時に、やはり初心に帰ろうと思って考え直した時に
夫と一緒に協力して赤ちゃんを迎えたかった
という気持ちが自分の中で一番強かったことを思い出しました。
さらに、自然分娩に興味を持ち始めた頃に戻って考えた時、私が共感したのは「なるべく自然で生むこと」だけではなく
「とってもいいお産だったと言えること」もいいなぁと思っていたことに気がつきました。
それまで、お産は辛くて怖いものだと思っていたので。
じゃあ、一旦分娩方法は置いておいてどんなお産になったら私的に「とてもいいお産だった」と言えるのだろうか。と考えたときに
やっぱり夫と一緒に「一緒に頑張ったね。無事に生まれてよかったね。」と心から言っていることだと思ったんです。
そうしたら夫がわけもわからず置いてきぼりになっている状態が私の理想ではなく、
先生と夫と私と赤ちゃんみんなが一緒に頑張れる環境を選ぼうと思いました。
私の出した結論
結論、34週のギリギリまで悩んでマウントエリザベスのモトコ先生にお願いしようと決めました。
緊急事態になった時も、やっぱり一番に連絡してみようと思うのはモトコ先生で
夫婦2人とも納得して決めることができました。
結果的にこの決断が良かったのか、まだわかりません。
だけど、自分でこの決断をできたことで自分に力が戻ってきているのは確かで、だからこそまたブログに書いてみようと思うことができました。



この決断が正解だったと思えるように、残りのマタニティライフを楽しんで過ごしていきたいと思います!
私の悩んだこのプロセスが同じ状況の誰かの力になりますように^^
今回も読んでくださってありがとうございました! ぴよでした。
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