こんにちは。ぴよです。ママ友とのランチの後、「PayNowでいい?」と言われた経験はないでしょうか?
シンガポールの生活の必需品と言っても過言では無いPayNow。あることないのでは便利さが冗談抜きで天地ほど違う支払い方法なんです。
しかし、このPayNowを使うには本人名義のシンガポールの銀行口座が必要で、駐在妻として来たママが開設するにはちょっとしたコツが必要なんです。
これから駐在帯同される方、及び出産される方は楽に手続きを進めるチャンス!今日はこのPayNowの設定方法を徹底解説します。
PayNowとは
日本でいうPayPayのような送金サービスです。送金する際に手数料がかからず、スマホのアプリから電話番号もしくはQRコードの読み取りで簡単に送金できるのも魅力の一つ。
シンガポールにはクレジットカードが使えないお店がちらほらありますが、PayNowは最強です。クレジットカードが使えないホーカーでもPayNowは使えることが多いので、皆さんQRコードを読み込んで払っています。
また、ママ達が特にこれを使うのはランチの精算の時!割り勘の時にみんな使うので、1人だけ「現金でもいい、お釣りある…?(大体無い)」なんてことにならずにすみます。
銀行口座の開設が面倒で「毎回あとで夫に支払ってもらってます」という方もいます。そうなってしまう大きな理由は、銀行口座を開設するときに「大使館に婚姻証明書を取りに行かなければいけない」というビッグイベントがあるから。
でも、今回解説する方法ならこのステップを飛ばすことも可能です!
PayNow利用開始までのステップ
1.口座を開設する銀行を決める
まず、銀行口座を開設しましょう。シンガポールの銀行最大手はDBS/POBSです。古くからある伝統的な銀行はUOBです。シンガポールの銀行は原則どこで開設しても手続きの大まかな流れは同じです。
2.必要書類を用意する
銀行口座開設に必要な書類は下記です。
- 本人確認書類(パスポートなど)
- 滞在資格証明 (EP,DP,S-PASS等)
- 住所を証明する書類 (公共料金の請求書, 携帯電話の利用明細, 賃貸契約書)
- デポジット(大体現金1000 SGD)
- 携帯電話番号 (事前に電話番号付きSIMをゲットしておく必要あり)
…これを読んで、「なんだ普通じゃん」と思ったあなた…あまぁぁぁぁい!!!
2つ目までは駐在に帯同しているあなたであれば、既に用意されていると思います。問題は、3つ目。住所を証明する書類なんです。というのも、あなたの名前がこれらの書類に書かれていないといけないのがポイント。しかし、働いてシンガポールドルを持っているのはあなたの旦那様。公共料金の請求も、携帯電話の契約も、ましてや家の契約なんて全部旦那様名義の方がほとんどです。
そこで、住所が証明できない私たちはどうするかというと、日本大使館に行って婚姻証明書を発行してもらい、住所の証明ができる旦那様との婚姻関係を証明する必要が出てきます。
ここまで読んだあなたの頭の中は、「うわっ面倒臭い…」と諦めモードになってませんか?ご安心ください!これから記載する2つのケースであれば、比較的楽に口座を開設できます!そんな裏技をご紹介しますね。
ワザ1 : DPが発行されてすぐ口座開設する
これが一番楽な方法で、帯同される方ならほぼ全員できる方法です。なぜかというと、MoMからあなた宛にSingpass設定用の郵便物が郵送されるからです。お分かりの方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
住所を証明する書類に具体例として記載されていないものの、MoMというシンガポールの政府機関からあなた宛に郵便物が届いたというのは歴とした住所証明です。この方法で全ての銀行がOKを出すかわかりませんが、私はゴリ押ししました。
※注意 : この郵便物が配送されてから時間が経ちすぎると「本当にここに住んでるの?」と疑念を持たれる可能性がありますので、なるはやに手続きをするのがポイントです。
ワザ2 : 子どもの出生手続きのタイミングで口座を作る
これはシンガポールで出産される方に限った話ですが、シンガポールの出生手続きの際に「婚姻証明書」の提出が必要です。なので、どうせ大使館に行かなければ行けないのならば合わせて銀行口座用の婚姻証明書も取得してしまいましょう!
1回の手続きで2通発行することもできますので、めんどくさいことはまとめて終わらせてしまいましょう。
出産する予定の方もそうでない方も、婚姻証明書の取り方はこちらのレポにまとめてありますのでご参考まで。

3.銀行に行く
オンラインでも手続きできるようですが、銀行に行くのが早い派です。銀行に入ったら日本と同様に何しに来たのか聞いてくれる担当の人がいるので、その人に銀行口座を開設したい旨を伝えましょう。(Open bank accountです。)
あとは、その担当の人にもらった番号札を持って待ち、開設担当の人に揃えてきた書類を叩きつけてニコッとすれば開設できます。
4.PayNow利用開始
銀行口座が開設できたらほぼPayNowが使えたも同然です。銀行のアプリをダウンロードして、アプリの説明に従ってセットアップしたらPayNowも内蔵されています。
これでママ友とのランチの後に堂々と「PayNowでいい?」と言えますよ笑
終わりに
いかがだったでしょうか。生活のQOLを大きく左右すると言っても過言ではないPayNow。あなたも使いこなしてシンガポールライフを一緒に楽しみましょう!



