こんにちは。ぴよです。このママのつぶやき、需要あるのかな…?と思いながら書き始めたら案外好評をいただいています。読んでくださる皆様ありがとうございます。
今日は0歳息子と向き合う中で思ったこと、「自分の芝が青いことに気がつくことができるなら、隣の芝と比較するのも悪くない」について書きたいと思います。
子育ては何もしてない時間?
日々思っていたことがありました。それは、「息子と遊んだりおっぱいあげたりしてたらもうこんな時間。何もできなかったなぁ。」と。そう感じて夕方になると漠然とした焦りを抱える自分に気がついて、疑問が湧いたんです。「あれ?私、今日育児してたんじゃない?何もしてなかったわけではないはず。」と。
そして、同じく0歳のママ友と話をしていた時も同じ感じ方をしていて共感の嵐が吹き荒れていました。そして、時間が溶けて行くと。育休をとっている人であれば、「育休中何もしてなかったということにならないように時間を有効活用したい。」と。私もそう思う。でも、同時にこうも思う。「育児してますよね??」と。
私は、「みんな育児してる!」と胸を張ったら良い!と言っているわけではなく、「なぜ何もしていないように感じるのだろうか」というところに興味があります。現時点での一つの結論は、「子どもと一緒にいることは前提(当たり前)であり、自分の力で何の価値を生み出していないから。」だと思っています。でも、本当にこれは前提なんでしょうか?
隣の芝を見てみよう
確かに日本では会社員として勤めていた人なら、1年間育児休業を取るケースが通常でしょう。今の時代で出産した女性社員に育児休業を取ることに文句を言ったらコンプラの観点で吊し上げられそうです。だから、みんな1年間は何となく取得できる。(男性はまだまだこれから)
でも、これって世界で見たら全く当たり前ではなくむしろ「羨ましい!!」と言われる事案です。シンガポールの例で行くと、現地企業で働いている女性は産前産後合わせて4ヶ月のお休みを取得するのが一般のようです。なので、みんな産後になるべく休みを取るために出産ギリギリまでお仕事することもよくあるようです。それでも、4ヶ月経ったらオフィスに戻らないといけない。日本より会社員の解雇はしやすいので、あまり休んでるとそのリスクも高まってくる。まだ全然母乳をあげてるけど、親や保育園、もしくはヘルパーさんに頼んで出勤していきます。オフィスでは母乳を絞れる環境が整っているところばかりではないので、お手洗いで搾乳していることもあると聞いたことがあります。(これは会社によります。)
4ヶ月といえば、寝返りができるようになってきてここから一気にできることが増えて行く期間。そのとっても可愛い時期に一緒にいられないこと、考えただけでも胸がキュッとします。。。親なら「子どもの初めてできた」は見逃したくなくないですか。。。
さらに隣の芝を見る
さらに顕著な例はシンガポールに出稼ぎに来ているメイドさん達。シンガポールでは、街中で家族とテレビ電話をしている光景をよく目にします。知り合いの方とお話しした時に「私は5歳と10歳の子どもがフィリピンにいるけど、小さい時から一緒に過ごしたことがほとんどない。世話は親と夫に任せて自分はシンガポールでお金を稼ぐ必要がある。毎晩電話すると「マミー次はいつ帰ってくるの?」と息子達に言われるので「もうすぐ帰るからね」と毎日答えるんだ」と聞きました。
そんな状況考えただけで涙が出てくる。自分の子供達と一緒に過ごしたいし、思いっきり抱きしめたい。でも、テレビ電話じゃそれが叶わないし、いつ帰るかも約束できない。。。子どもが隣に寝ていて「ママ大好きだよ」とくっついてくる時間がどれだけ愛おしいのか。彼女の心中は測り知れません。
自分の芝が青いことを知る
私は他と比較して「自分の環境の方が優れている」と言いたいわけではありません。「子どもと過ごす時間が当たり前ではない。」ということを実感するだけで、日々の自分の見え方が変わるんだということを伝えたくてこの話を書きました。
ちょっと想像してみてください。子供を出産したらもうあなたと子どもは一緒に暮らせません。親に任せてあなたは仕事に行ってください。会えるのは2年に1回あるかどうかです。
想像したら急に子どもが抱っこをせがむのも、ギャン泣きも、気持ちよさそうな寝顔も少し愛しく思えるのではないでしょうか。
自分の子どもと過ごす時間を幸せだと思えることが、1番の幸せだと思います。であれば、他の人の芝を借りて自分の庭が青いことに気がついても良いのではないかと思いました。
終わりに
いかがだったでしょうか。世界は広いですね。これを読んでくれた方の日常が少しでも軽くなったら嬉しいです。ありがとうございました。



