シンガポール 出産レポ マウントエリザベス病院 入院から退院まで完全網羅【ママ日記】

こんにちは。ぴよです。今日は、マウントエリザベス病院での入院中の生活についてレポします。
私は突然破水し、緊急帝王切開での出産になりました。

出産についてはこちらのレポにまとめました。
当日役に立った英語などもまとめていますので、ご参考まで!

こんな方におすすめ
✔︎シンガポールでの産後の生活を知りたい
✔︎帝王切開後の様子を知りたい
✔︎出産する病院を悩んでいる
✔︎マウントエリザベス病院で出産予定

目次

いきなり始まる3人の生活 | 入院1日目 (出産当日)

無事に手術を終えて病室に帰ってきました。ホッとしながら子どもの顔を見て、夫と喜んでいました。

体は想像以上にクタクタで、頭も動かないので家族への連絡は基本的に夫にお願いしていました。
連絡したいハイな気持ちもありつつ、スマホを見るとすぐ眠くなる感じでした。

早速始まる授乳

出産して赤ちゃんと対面してほっとしたのも束の間、早速授乳が始まりました。
まだ赤ちゃんの抱き方もわからない中で、看護師さんがサポートしてくれて咥えさせてくれました。
(結構ガシッと頭掴んでガブっと咥えさせるんだなぁという印象)
毎回の授乳で看護師さんが助けてくれるので、少しずつ抱き方や咥えさせ方の練習をしました。

初めての授乳の感想は、「おっ、痛い」でした。
最初から吸う力が強い子だったので、初産婦の硬い乳首には刺激が強かったです。

夜間授乳も始まる

私は夜間は母子別室でお願いしていました。
退院後に自分たち以外のサポートがない状態だったので、入院中はとにかく休もうと思っていたからです。
そうしたら、授乳の時間以外は看護師さんが預かってくれて、大体3時間経った頃に赤ちゃんを連れてきて起こしてくれました。

看護師さんに任せられるので、安心してぐっすり眠れました!

個室でよかった

マウントエリザベス病院は個室のみです。
他の病院を検討していたときに相部屋を希望していたのですが、個室で良かったです。

個室で良かった理由
✔︎ 赤ちゃんのお世話を一緒に学べる → 2人でお世話をスタートできる。
✔︎ 夫も一緒に泊まれる → 夫も一緒に夜間授乳を経験できるのは大きい!
✔︎ 2人ともゆっくり休める → 夫も精神的にも体力的にも疲れています。

2人とも赤ちゃんとたっぷり過ごせて、看護師さんに聞きたいところを聞けるので
赤ちゃんのお世話経験値をあげることができます。
私としてはこれが大きかった…!

夫と2人で子育てとしても良きパートナーとしてスタートを切れるので、
退院後もお互いのお世話のやり方にイライラすることがない。
しかも、家でも私はしばらく体が動かなかったので、夫が赤ちゃんの世話と家事と一手に担ってくれました。

このお腹でもう立ち上がる?! | 入院2日目

このお腹でもう立ち上がる?!

朝起きて食事を取り、先生が回診に来てくれました。
「今日は自分でトイレに行きましょう。」と言って、看護師さん達に導尿や足のマッサージの機械を外すように指示していました。

外さないでくれぇ…. 立ち上がるの本当に怖い…

無情にも全て外され、そのまま立ち上がる練習が始まりました。

立ち上がる時は、看護師さんが2人両脇に立って支えてくれます。
深呼吸して〜(Take a deep breath),息吸って〜吐いて〜(breathing in, breathing out)」と
フィリピン系の看護師さん2人が明るく優しく声をかけてくれました。

どんな痛みが走るのか怖くて仕方ないけど、看護師さん達の出す優しいオーラを信じてやるしかないと心に決めてグッと立ち上がりました。

立ち上がった瞬間、想像してたような痛みは走らなかった。
切ってるところ以外の筋肉使ってるのか、案外立てる。
歩く時は、足を持ち上げずにペンギンのように歩いている感じ。
いきなり部屋の中のトイレまで行くのは無理で、数歩ずつ歩き始めました。

出産後1日目で立ち上がれただけでもう十分。
あとはとにかく食べて寝て回復に努めました。

お祝膳を2人で楽しむ

マウントエリザベス病院では、お祝いディナーを楽しむことができます。
3種類のコースがあり、夫と自分が好きなものをそれぞれ選びます。
しかも、お祝い膳を食べている間は看護師さんが気を利かせて赤ちゃんを預かってくれました。

「Enjoy your dinner!」と連れて行ってくれました^^

お祝膳

「妊娠終わったんだなぁ…」という安堵感と、これから新生活が始まる少しの緊張を感じていました。夫は「ついに始まってしまった」という感覚だったみたいで、緊張してました。

家に帰って生活できるのか不安 | 入院3日目

この体で帰れるのか

かなり回復してきたけど、「明日退院できるのか?」と不安になりました。

体の状態 (帝王切開後3日目)
✔︎自動昇降式ベッドがないと起き上がれない
✔︎病室から廊下に出るのが精一杯
✔︎くしゃみで腹が裂けそう
✔︎赤ちゃんを抱っこできない

先生に家に帰ったらサポートがないことは伝えていたので、
「無理そうだったら延泊できるよ。」と言ってくれました。(お財布と体の鬩ぎ合い…笑) 結局退院予定日の朝、再度相談することになりました。

手続き関係 (夫)

出産後、母親の頭は冗談抜きで全く動きません。(なんなら体も動きません。)なので、手続きは基本的に夫にお願いできるように事前に必要な内容を共通認識持っておいた方がいいです。(友達も含めて大体みんな旦那さんが忙しく、手続きを調べるのは奥さんの仕事でした)

大使館への出生届

入院してる間が一番動きやすいので、この間に大使館に出生関連の手続きをしようと思っていました。そうしたら、なんと!!事前に予約が必要だと?! (先に確認しとくべし…)結局私たちは、入館予約が取れたのが退院後になってしまいましたので、計画出産の場合は事前に予約しておくことをおすすめします。

病院の支払い

病院への入院費用と担当した先生方への費用をまとめて払います。その額なんと200万近いので、シンガポールのクレジットカードを1枚持っていただけの私たちは限度額がギリギリ 汗

念のため日本円のクレジットカードの限度額を上げておいたり(日本のクレジットカードも使えます)、分割で決済してもらったり(何故か同じ金額でも1回の決済額を小さくすると払える現象)しながら払いました。

なんとかなる気がする | 退院日

出産後1日ずつ回復してきて、退院日の朝時点では「本当はもう少し入院してたいけど、ここまで来たらあとは家で寝てるしかない。」という気持ちになりました。

というのも、痛み止めが定期的な服薬だけで済み、横になっていれば追加の痛み止めをお願いすることもなかったので、家にいようと思いました。(この時夫がかなり赤ちゃんのお世話スキルを上げていたことと、家事全般基本的にできるので、私は寝ていられるだろうと思っていました。)

張り裂けそうになったおっぱい

その日の早朝から、なんだかおっぱいの様子がおかしい。熱い、硬い、奥の方がジンジンするという初めての感覚に襲われていました。「このまま退院したら怖い」と思い、授乳コンサルタントが回ってきたときに相談したら、なんと強烈な力(に私が感じただけかも)で絞り始めました。

すごい痛い!悶絶して、「めっちゃ痛いんだけど!」と言ったらコンサルタントが「これやらないと後が痛いよ!家に帰ったら誰がやるの!」と言われ続行しました。(結局家に帰っても痛かったわい!!)

その後、しばらくしたらおっぱいが授乳コンサルタントが絞る前よりさらに張り始めたので(あの刺激のせいでは?!)看護師さんに相談しました。そうしたら、インド系の看護師さんがやってきて「胸が痛い?コールドキャベジを貼るといいよ。」と言われました。

私は、「コールドキャベジ?保冷剤のこと英語でそういうのかな?」と自動変換しながら聞いていました。そして、看護師さんが部屋から出ていったので、「保冷剤持ってきてくれるのかな?」と思いながら暫し待っていましたが、一向に帰ってこない。夫に「保冷剤のこと、コールドキャベジっていうのかな?」と聞いたら、「え?冷たいキャベツ貼れって言ってたんじゃないの?」と言いました。

「は??入院してて、まさかキャベツを胸に貼れって言ってたの?」と思い、検索してみたらまさかの「胸の痛みにキャベツを貼る」が出てくるではないですか!

しかも、さっきの看護師さん全然戻ってこないし!せめてアドバイスしたならキャベツ持ってきてよ!!

結局もう一回看護師さんにお願いしたら、氷を袋に入れたのを持ってきてくれました。(最初からそうしてくれ笑)

送迎リムジンで帰還

結局、子どもも退院できる判断が降りたので3人で帰ることにしました。マウントエリザベスでは、病院の費用に帰宅用のリムジン代が含まれています。部屋を片付けてから看護師さんにお願いすると手配してくれます。

リムジンはGrab Premiumみたいな車でした。(いわゆるリムジンパーティーのリムジンではない。)

私は手術後初の長距離移動なので、自分の体を支えながらゆっくり移動して、3人で帰宅しました。

シンガポールぽかったところ

いろんな系統の看護師さん達がいた

フィリピン、マレー、インド系の方がいました。(中国系は見かけなかったかも)
それぞれタイプが違って面白い!

あくまで個人の感想です
フィリピン系
明るい、話し方がポジティブ、癒しのオーラが出てる
寄り添ってくれる感じ

マレー系
明るくサバっとした感じ、たくさんおしゃべりしてくれた(これはその人のタイプかも)

インド系
口数少ない、端的、「困ったら呼びなよ」
(こちらが言わないことは何もしない。でも、お願いしたら快くやってくれる。)

みなさん丁寧にお世話してくださって、安心して過ごすことができました。

病院食で産褥食が選べる

シンガポールでは、産後の母体の回復を早めるために栄養満点な食事を1ヶ月食べる文化があります。
特に主流なのは中華系の文化で、薬膳食のようなものを食べてしっかりと体を休めます。

そのため、産後1ヶ月 24時間体制で赤ちゃんとお母さんのお世話をする専門のConfiment Nannyという方々もシンガポールにはいたりします。

病院食の例

食事は3食好きなものをタブレットから選んで注文します。
私は、産褥食を体験してみたかったのでいくつか頼んでみました。
産褥食ではない普通の食事も選択できます。

産褥食バージョン

昼食の例
夕食の例

産褥食ではないバージョン

ロブスターお粥

産褥食ではない食事も、日本人からすると馴染みのない食事が並んでいましたがどれも美味しかったです。
ロブスターは身がプリプリだったので、私たち夫婦はたくさん頼んでいました。

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この記事を書いた人

アラサー / 第一子妊娠中の主婦です!

出産・子育てを中心に、マタニティライフの過ごし方や赤ちゃんとの生活、便利なグッズの紹介など、日常をちょっと豊かにするアイデアを発信中。

同じように子育てを頑張る方や、これからママになる方と情報を共有しながら、一緒に成長していけたら嬉しいです!

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